花伝説サミット開催! 花伝説第一章の大団円
2009年12月5日(土)、東京・北の丸公園科学技術館において花伝説サミットが開催されました。
各地の桜、ゆり、すみれの関係者、研究指導の先生がた、文化人サポーター、協賛・協力会社の関係者など400名近いゲストでホールは満杯になりました。
サミットは全体をひとつの舞台作品に見立てた三幕ものとしました。
第一幕は、JAMSS社長留目一英の挨拶につづき、プロデューサーの長谷川から経緯説明、そしてハイライトは、桜守・佐野藤右衛門先生の基調講演「自然の仕組み」でした。佐野先生の講演では、「この星の上に、(自分の生命よりも長く続く)花の命を受け継いでいくことがこの事業の意味や」、と教えられました。人の短い一生の時間では、今回の宇宙計画の行く末を完全に見届けることは出来ないかもしれません。それでもやることに意味があるのです。
第二幕は、「ふるさとの声」。各地から参加した小中学生全員が登壇してのトークでした。司会・長谷川の手際が悪く、皆さんが登壇するだけでずいぶん時間がかかり、お名前を聞く程度になってしまいましたが、集まった青少年全員が舞台に上がることができました。
若田光一飛行士が、この日のために送ってくれたビデオメッセージも放映されました。「宇宙から帰還してスペースシャトルのハッチが開いた時、まっさきに感じたのは草のにおいでした。その瞬間、私は、この星に帰ってきたんだな、と実感したんです」こう語る若田さんも花伝説の仲間です。
若田さんはまた、「この星のいのちを守り、受け継いでいこう」と呼びかけてくれました。
そして第三幕「花伝説はひろがってゆく」。美しい芸術の舞台でした。
リロイ・チャオ飛行士が宇宙ステーションから撮った幻想的な写真が映し出されると、内田ゆう子さんによるピアノの音がフェードインし、舞台に現れた詩人・村田さち子さんが、新作「ひとつぶの奇跡」を朗読してくださいました。朗読が終わるとピアノの音がひときわ高まり、しゅうさえこさんとひまわりキッズが登場。村田先生のこの詩にしゅうさんがつけた歌「ひとつぶの奇跡」の初演が行われました。しゅうさんの絶妙のリードにより、会場のみなさんもその場で練習して最後には大合唱となりました。しゅうさんが会場降りして、いろいろな人にマイクを向けていました(佐野藤右衛門さんにも!)。
この歌により、会場全体が、まるで魔法にかかったような温かい幸福な空気に包まれたのです。
歌の余韻が覚めやらぬ中、花伝説に新しく加わった仲間たちが紹介されました。多摩市(東京都)、浜松市(静岡県)、そして米国ピッツバーグ市です。
多摩市では、「多摩桜プロジェクト」で、未来へ続く桜の植樹による美しい街づくりを目指しています。福井昌平プロデューサーのお話しによると、町の住民一人当たりの桜の本数は日本一だとか。
<http://www.tamacci.or.jp/sakura_project/index.htm>
浜松市は「宇宙すみれ計画」により、すみれの郷、天竜区春野町の「すみれ草花愛好会」を中心に、宇宙スミレを養育し、学校教育に役立てるほか、宝塚など全国へ発信していく予定です。
そして海の向こうから参加を表明してくれたのはピッツバーグ市のみなさん。同市では、日本人会を中心に2007年、「ピッツバーグ桜プロジェクト」を立ち上げ、日本から輸入した桜の植樹を精力的に行っています。立派なホームページも出来ていますよ
<http://www.pghsakuraproject.org/jp/index.html>
最後に花伝説共同宣言が採択され、記念写真、そして交流会へとつづいてゆきました。
こうして、花伝説は第一章の大団円を迎えたのです。
これはまた、第二章の幕開けでもあります。すでに宇宙すみれも発芽し、花を咲かせ、筑波大学では次の種(閉鎖花でできたクローン)が採取されました。高知県佐川町では、宇宙へ行った稚木の桜が早くも芽吹きました!(花伝説発芽成功第一号ですね)。これから春にかけて全国各地から、うれしい発芽のニュースが届くことでしょう。
当日遠方から参加してくださったみなさま、サミットには参加出来なかったけれど、花伝説のメンバーになってくださったみなさま、そして協賛や協力してくださった皆様、多くのみなさまの善意と夢がいっぱい詰まった花伝説の第一章が幕を閉じました。
そして、共同宣言にあるように、第二章がはじまるのです。
花伝説共同宣言
無限の宇宙の時の中、わたしたちは花伝説で結ばれました。
この出会いを忘れることなく、
この星の、いのちの美しさを守り、受け継いでいくことを誓います。
二〇〇九年一二月五日 花伝説サミットにて
花伝説・宙へ! 参加者一同



