ワカキの桜は、地元、高知県佐川町では“若木”とも書くヤマザクラの亜種。当プロジェクトでは巨木、大木が名を連ねる中、この桜は、樹高2~3m、径15 ㎝と、とてもキュートな容姿をしています。“稚木”としては15~20年と短命で、まれに生命力あふれた固体が25年、30年と命を永らえると、“寿命” を越えたころから徐々に原種のヤマザクラに変異していくと言われています。そのうえ“稚木”として採取した種を植えても、中には原種のヤマザクラとして先 祖返りするものもあり、再び稚木としてこの世に生誕するかどうかは、発芽してみないとわからないとか。
しかも普通、サクラは発芽10年後くらいに花を付けることが多い中、“稚木”は2~3年ほどで花を付けて・・・しまうらしく、とても早い分、どこか生き急
いでいるようにも感じられます。伏尾川のほとりに並んだ立ち姿は、そのかわいらしい容姿からいっぱいの儚さと愛くるしさを放っていました。
(写真上左、民家の庭先にポツンと、発見世代から二代目の稚木。上右、5月中旬にわずかに残る花弁。下、キュートなサクラも大木と同じくらいのさくらんぼを実らせます。)




