ひょうたん桜、帰還。宇宙へ届け玄蕃太鼓!
2009年9月7日 午後、
四万十川を超える清流とも言われる仁淀川をひたすら遡上し、ひょうたん桜を戴く仁淀川の町に入りました。
大崎小学校の体育館で私たちを出迎えてくれたのは、大小様々な和太鼓。これが当地の伝統芸能『玄蕃太鼓』とわかるまで、ほとんど時間は要しませんでした。
思えば昨年、ひょうたん桜に初めて対面したときは、その壮麗な立ち居姿と仁淀川の町を見下ろす絶景に圧倒されたものでした。演台中央に鎮座した一番大きな和太鼓は、まるでひょうたん桜、そして数々の和太鼓はこの地の絶景のイメージと違わぬ雰囲気を感じました。
仁淀川での返還式も終盤に近づき、いよいよ返還の記念とひょうたん桜の新たな芽吹きを期して、小学生のチームと中学生のチームが玄蕃太鼓を演奏すると、会場の雰囲気は一変したのです。
かわいらしく親しみやすい小学生チームの玄播太鼓、統一された美しさと力強さを感じさせてくれる中学生チームの玄播太鼓。どちらもとても素晴らしく、腹の底に響いたそれぞれの波動は、忘れられない思い出となりました。
仁淀川でも本当に多くの方に支えられた花伝説・宙へ!となりました。
地域の皆さんや役場の皆さん、そして種集めから返還式まで一貫して対応
いただいた大野教育長の情熱なくしては、ここまで辿りつくには覚束なかったでしょう。会場を後にした車中で突然、大野教育長自らが少年のような瞳で話を聞いてくださった、あの初対面の日を思い出し、胸に込み上げてくるものがありました。
これまでの仁淀川町での活動は、私自身にとっておそらくはこの先二度とない、一生の思い出となることでしょう。
稚木の桜に引き続き、ひょうたん桜も伝説の一歩をようやく踏み始めました。微力ながら、遠い東京から、これからもずーっと見守っていきたいと思っています。(貫井智之)



