淡墨桜、宇宙からの帰還、そしてオカリナは響く
2009年9月16日(水)
9月1日正午、岐阜県本巣市立根尾中学校の体育館で根尾谷淡墨桜の種の返還式が行われました。
山間の清澄な空気の中で、宇宙を約8ヶ月半旅してきた256粒のうち、研究等に使われる60粒を除いた195粒が手渡されました。
生徒代表からは、"宇宙計画に加われたことをうれしく思います。老人会の人たちと大事に育てたい"とお礼の言葉を頂きました。
そして、種が根尾谷に帰ってきた喜びを、生徒さんたち全員がオカリナで表現してくれました。少年少女の純朴な思いが、大地の音色となって、淡墨桜の種を優しく包んでいきました。種も、旅立ちのときと同じ懐かしいオカリナの音色を聴いて、故郷に帰ってきたことを思い出したことでしょう。
この宇宙を旅した種は、百数十粒を全生徒が淡墨会の協力を得て10月に種まきをして花を咲かせるのを待つ予定です。
根尾中学校では、もう何年も学校教育の一環として淡墨桜の保存に取り組んでいます。その活動を通じて、郷土の誇りである淡墨桜を通じて生命や自然の大切さを学んでいます。生徒さんたちは今回のプロジェクトでますます淡墨桜を誇りに思うと言っていました。
そしてこの"自然を守る"、"生命を尊ぶ"という気持ちは、代々この根尾谷の地で受け継がれていくことと思います。これこそ、私たちが花伝説で伝えたかったことです。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。来年、芽が出ることを、そして将来、花が咲くことを楽しみにしています!



