2000年の生命が芽吹く! 山高神代桜
花伝説の各地の桜の中の長老、樹齢二千年と言われる山高神代桜(山梨県北杜市・国指定天然記念物)。
すでに多くのメディアに取材され、ニュースとなっていますが、花伝説で宇宙を旅した神代桜の種が、このたび見事、芽吹きました。
JAMSS花伝説事務局は、発芽に成功した三枝基治さんを訪ね、新しい命を見せていただきました。
【神の新芽を手にする発芽名人・三枝基治さんとJAMSS長谷川】
三枝さんは満面の笑みで、「とにかく良かった。最初は、よもや雑草では、とも思いましたが、やがて桜の特徴である鋸歯が見えてきたのです」
そして白倉政司市長にすぐに報告したとか(実はその直後、市長さんから直々にJAMSSへも連絡が入りました)。
「新芽としては、普通と比べると小さい気がする。でも神代桜は成長が早く、10年で大きな木になります。今は小さな根っこを懸命に伸ばそうとしている大事な時期。だから決してここを動かせません。もう少ししたら大きめのポットに植えかえます」
2010年5月22日 地元 北杜市の武川(むかわ)では田植えのシーズンです。
三枝さんも、この日は朝からたいへんお忙しく、田んぼの仕事を片付けたあと、対応してくださいました。
実はこの地区で獲れるお米は天下一品。中でも三枝さんの育てているのは「幻のヨンパチ米」と言われる品種で、味覚日本一になったこともあるとか。
ところで、神代桜の種は2009年8月25日、121粒が北杜市に返還されましたが、うち3粒は市の永久保存用として取り分けられ、118粒がその日のうちに播かれました。
播いたのは、この種を採集してくれた武川中学校1年生のみなさん(採集当時は武川小学校6年生でした)。生徒さんたちは、各自2粒ずつをポットに播いていきました。
今回発芽したのは、不思議なことに、ある一つのポットから2本、つまりだれか一人の人が播いたということになります。
どの子が植えたのかはわかりませんが、すでに伝説が始まっているような気がしました。



